ネットワークサイエンス関連の本
経済セミナーさんがネットワークサイエンスの特集をするってことなので,それに便乗して,ネットワークサイエンス関連の本を紹介します.
新書
ネットワークサイエンスってどんなことやってますよ,ってのをいろいろ概観できるのが,サイエンスパレットから出てるネットワーク科学本です.
ネットワークサイエンスが様々な問題に応用ができるツールであることをみることができると思います.
専門書
僕がネットワークサイエンスを学ぶときに,教えてもらったものが次の2つです.
Barabasiの本は翻訳が出ています.
BarabasiもNewmanも,非常に読みやすいです.
どちらも,経済学で学ぶ程度の数学ができればほとんど読み切れます.
難易度的にはNewmanのほうが高度だと思います.
日本語で書かれているものなら,上記のサイエンスパレットを書いている増田さんが,次のものを書いています.
ただ,紙面の都合もあり,扱っている内容には限りがあります.
それでも日本語で読めるというのは本当にありがたいことだと思います.
経済学への応用
これまでは理工色が強かったですが,じゃあ実際経済学ではどうなのよ?って方は次の本とかがいいかと思います.
このあたりの本は実際にネットワークサイエンスを経済学へ応用している事例を多く扱ってくれています.
ちなみにEasley and Kleinbergはmanuscript版をネットで公開してくれているので,興味のある方は一度見てみてはいかがでしょうか.
Networks, Crowds, and Markets: A Book by David Easley and Jon Kleinberg
もちろん他にもいい本はたくさんあるんでしょうが,現在僕の知っているものはこのあたりです.
今回はこのあたりで.