ものわすれの書き留め

経済学勉強中

神戸大学院試

8月22日は神戸大学の院試でした.

 

日程は

筆記試験10:00~11:30

口述試験12:30~

でした.神戸は1日で筆記,面接を終わらせてしまう日程で,県外受験組としては非常にありがたかったです.

 

試験30分前までに会場入りということでしたが,キャンパスへ向かうバスが混むことを恐れて早めにホテルを出た結果,9:00前にはキャンパスに到着していました.

キャンパスへ向かうバスについては,阪急六甲駅発とJR六甲道駅発のどちらから乗るか迷っていましたが,僕はJR六甲道駅発に乗りました.もしも阪急六甲駅から乗っていたら,座れなかったでしょう.恐ろしい.駅からは急坂を登ります.受験希望者はくれぐれも歩いて体力を消費しないよう,おすすめします.

 

キャンパス到着後,控室に入るとすでに20人くらいがいたと思います.受験教室などを確認したのち,席で過去問と堀・二神マクロを読んでいました.ほかの方は,堀・二神マクロ以外に中谷マクロ,武隈ミクロを読んでいる人などがいたかと思います.あと,海外からの集団受験組が多いという話を聞いていましたが,控室でそれを実感しました.私見ですが,少なくとも1/3の受験者が海外からの受験者だったのではないでしょうか.全体の受験者は200人弱というところでしょうか.

 

僕は経済理論で試験を受けました.ミクロは過去問と傾向が同じで,古典派の理論がベース.消費者理論,生産者理論,独占企業について.

対してマクロはIS-LMモデルベースの,大国開放経済が出てきました.マクロは例年古典派理論と用語解説の印象でしたので,これには少し驚きました.

マクロの用語解説の1つを除いて,解答はすべて書きました.しかし,見直しができる時間がなかったです.得点開示請求はまだしていませんが,非常に楽観的に見積もると8~9割というところでしょうか.

 

筆記が終わり,午後からは面接へ.待ち時間は研究計画書と参考文献の論文を読んでいました.他の方も研究計画書を読んでる方が多かったように思います.僕は開始時間が早かったので,そこまでしっかり見直し,確認などができませんでした.マクロで研究計画を書いていましたので,当たり前ですが呼ばれた教室にはマクロの先生方がスタンバイしていました.

面接は20分ほどの持ち時間のようで,初めの半分で卒業論文について,残りの半分で研究計画書についての質問という感じでした.

実は,卒論はほとんど進んでいませんでしたので,最初の10分はほとんどなにも答えられませんでした.出願の際,卒論について書く欄はそこまで大きくありませんでしたし,出願時期は7月上旬でしたので,「ま,こんなもんだろう!」とざっくり書いておく程度にしてありました.甘かったですほんと.実証的な手法についてあまり詰めていない状態で「こういうことをするつもりです」って書いていただけなので,「こういう実証分析の際に発生する問題についてどうやって仮定を置くの?」というような質問には,「すみません,まだ考えていません.」と答えるしかありませんでした.面接官の先生は苦笑いしながら「ま,これから勉強してもらえばいいんじゃないですかね.」と言い,研究計画書についての質問にシフト.

研究計画書について印象に残っている質問は2つで,1つは「この問題について考えるきっかけになった出来事はある?」,もう1つは「参考文献に英語の論文がたくさんのっけてあるけど,これってどれくらいの理解度で参考文献に挙げてる?ざっと読んだだけか,しっかり読んだか?」でした.特に後者の質問は重要だったんじゃないかと個人的には思っています.

 

面接終了後そのまま帰路につきました.

神戸大学の門前でバスを待っていると「写真撮ってもらえますか?」という外国人の方が.観光地になってるのでしょうか.確かに素敵なキャンパスでした.

 

後に東大の受験が控えていましたので,それ以降は東大の筆記対策に移りました.東大の筆記の翌日に合格発表ということで,東大筆記が爆発した僕は藁にもすがる思いで合格発表を見ました.合格していてほんとよかったです.