ものわすれの書き留め

経済学勉強中

研究計画書について

経研の入試において必要なもので,とっても大切なものである研究計画書.

たいていの人は研究計画書を書くのは初めてとなるのではないでしょうか.僕も初めてでしたので,非常に困惑しました.

なにせ何を,どんな体裁で,どの程度の分量を書く必要があるのかわからない.

しっかりとした研究計画を書くためには関連書籍を利用したり,指導教員と相談しながら作り上げることが重要かと思います.他にも,ネット上に経研ブログの先人が残してくれた情報などもありますので,それも有効に利用するのがよいと思います.

 

僕は書籍は一切利用せず,指導教員への相談とディスカッションで書き上げました.(ほんと,貴重な時間を割いていただいて議論してくださり,感謝です.)

東大の川口先生が研究計画書の書き方についてまとめたものがネットにおっこちていましたので,これを参考にして草案を書き上げ,指導教員のところに持っていきました.おそらく,学部の卒論用かと思いますので,その辺は注意してください.

http://www.econ.hit-u.ac.jp/~kawaguch/class/seminar_undergrad/proposal.pdf

この文書の中でもしっかりと書かれていますが,一番初めに考えなければならないのが自分の関心のある「問題」です.そして,個人的にはこの「問題」の設定こそが非常に重要だと思います.

自分の関心のある問題がなんであるか,なぜその問題を選んだのか,そしてその問題を認識するきっかけとなったことは何か,このあたりをしっかりと意識しましょう.ここがあなたのストーリーを展開する起点となります.面接で聞かれる可能性もあります.

 

書き上げた研究計画書は必ず目を通してもらい,添削や質問を受けましょう.

添削を受けるのは早い方がいいです.出来上がってから相談に行くより,書きながら相談にも行くというスタイルをおすすめします.

これは,指導教員が参考文献を紹介してくれる可能性があるからです.書き上げてから新たな文献を読んで,研究計画に組み込むのは気分がぺしゃんこになります.

 

指導教員への相談とともに,友人などにも相談していくことをおすすめします.会話をすると考えがまとまることも多いです.とにかく発話が重要だと思います.

 

研究計画書は出願先によって要求文字数などに違いがあります.

僕の場合,神戸はA4用紙1枚(A5サイズくらいに卒論の要旨),大阪はA4用紙に30字×40行で3枚以内,東京は5000文字程度でした.

最初に3000字程度を書いて,それを削って神戸用にし,3000字を添削して大阪用にし,参考文献について書き足して東京用にしました.

参考文献を読んだり添削をしたりして,書き始めから完成まで1か月半から2か月かかりました.

 

なんだかんだ言って,研究計画書は実際に書きあがったものを見るのが一番早くどんなものか理解しやすいと思います.体裁や,書かなければならないことなども,実際に見てみるのが一番手っ取り早いんじゃないかと.

研究計画書を書いたことがある先輩がいれば,見せてもらうとよいかもしれません.経研ブログの先人の方で,公開されている方もいらっしゃいますので,それを見るのもよいでしょう.

今後,経研を受験する人のために少しでも役立てばと,僕の出した研究計画書の公開も考えているのですが,

・研究計画書を書くための書籍を読んでいない

・単純に文章がひどい

の2点から,公開ができずいます.

ひどい文章をさらして恥ずかしい思いをする覚悟ができたら,公開しようかと思っています.